軽トラ和尚の旅日記

軽トラの荷台に坐禅堂を積んで走る禅僧の修行

軽トラ和尚の旅日記

基礎工事の段取りと手配

工事は段取り八分と昔から言います。この「段取り」という言葉、大変意味のある言葉だと思います。今現在の状況と近い将来を予測して目指す完成状態を明確に鮮明なものにしてその状態に最も効率的な段階を設定するものです。階段状に、ステップを設けるのが…

物々交換と得意技交換の経済的価値

なるべく安く観音堂の建設費を抑えるために通称「いい」なる手法を使っています。これは人様が要らないものを頂く。その代わりに余っているものを差し上げる。これは物々交換みたいなもので金銭という代価を使わない手です。世の中で代償の要らないものはあ…

夏に汗をかくことは最高の健康法

半月以上もブログを書きませんでした。 毎年、8月は超がつくほど忙しい。 毎日が汗、汗、汗。 子供の頃に、父親から 夏に汗をかかないでいると 身体に溜まった毒素が抜けないから 早く病気になって長生きできない、 なんてことを聴きました。 この年になっ…

軽トラ和尚、寺を建てる。

我ながら、大それたことを考えたものです。そもそも新寺建立などということは、修行を重ねて、徳の高いお坊さんがこれを慕う人々の篤い誠に支えられて一念発起してかかるものです。それをほんの思いつきのように大した修行も積んでいない者が協力を得られる…

近未来における望ましい「お寺」の在り方

江戸時代の檀家(寺檀)制度は、 江戸幕府の民衆支配制度であったことから 明治政府はこれを廃仏毀釈によって解体しようと試みたが 民衆に根付いた宗派帰属意識や先祖供養の慣習は 現在に至るまでもその根を強くおろしている。 この檀家制度が今日までよく保…

「慈しみ」を英訳すると?

言葉は、特に母国語は、言葉の持つニュアンスというか語感が身体の芯まで染みていまして日本語で「慈しみ」ときますと直ぐに「慈しみ深い」とか慈悲とか慈母とか慈愛とか優しいイメージで捉えることが多いと思います。では、英語圏でごく普通にこの「慈しみ…

してほしいことを頼む方法

相手の都合を慮り お願いすればいいものを 遠慮して言わないでいると ストレスがたまる。 相手に断られることを 気にしないというのは 難しいようで 何も難しくない。 坊さんの修行で 托鉢というのがある。 乞食行(こつじきぎょう)というぐらい ものを戴く…

慈しみドットコム(itukusimi.com)

www.itukusimi.com 上記のドメインを前に取っていたので このはてなブログに使いました。 なかなかスムーズに設定できなかったのは 単にドメイン情報の切り替えが出来ていなかっただけでした。 ローマ字表記そのままの"itukusimi" 文字通り、 大慈観音堂のメ…

笑いの悟りと涙の修行

「涙は修行、笑いは悟り」と 誰かが言っていたが、 そんな馬鹿な話はない。 もちろん泣いているようでは まだまだなのかもしれないが、 笑って居れれば それに越したことはないが。 それでも人間、一生、修行である。 毎日が修行だと信じていれば どんなに辛…

真夏の焚き火だ、焚き火だ、枯れ木焚き♪

ご覧のとおり、といっても わからん人には何のこっちゃさっぱりわからんだろうけど えー、ここが 大慈観音堂の建設予定地であります。 ど真ん中に、 檀家総代さんから頂いたドラム缶。 これ、下に焚き口というか通気孔というか ちょうどいい大きさで四角く切…

障害の重い女の子の「命の言葉」

国学院大学の柴田保之さんの研究室の ウェブサイトから引用させていただきます。 そのページの中に 「子どもたちのことばの広場」があります。 重い障害のために 自由に言葉を話すことができない子どもたちが 胸に秘めた思いを 文字盤やパソコンあるいは手を…

時代を超えてホンモノにだけ引き継がれるココロ

久しぶりに「てんびんの詩」を観た。 イエローハット創業者ローヤルの鍵山秀三郎さん監修の 確か三部作の映画であったように思う。 あらためて観ると これは近江商人に学ぶ営業の基本といった 小難しい話ではなくて どんな仕事にも生活にも生き方にも つなが…

今日中にどうしても言って置かなければならないこと

明日は明日の風が吹くなどという軽い話ではありません。 これでも一応は坊主の端くれなので 今朝はブッダの話をします。 ブッダは誰に対しても 「友よ」と呼ばれました。 ただそれだけです。 それだけですが、 これは誰にでも出来ることではありません。 何…

涙もろくていけねぇ、耄碌したのかなぁ。

最近やたらと涙もろくなってきた。 すっかり耄碌じいさんになっちまったか? これを「涙もうろく」と呼ぶ。 そんなダジャレをこいてる場合じゃない。 今晩も奈良の方にお住まいの方と話していた。 「観音堂、いつ出来るの?」 やっとジャングルの伐採と草刈…

NHKのど自慢で、おばちゃんの歌に泣いてしまった。

なぜか泣けてしまった。 特段にうまいわけではなかったが見事合格された。 足柄山の金太郎で有名な南足柄市が舞台の今日のNHKのど自慢。 最後の方で、美空ひばりの「みだれ髪」。 星野哲郎さんの作詞もいいが、 この歌は何と言っても曲。 船村徹さんは天才だ…

観音さまの正体とは?

観音信仰というのが 日本でも千年以上前からありまして 西国三十三ヶ所観音霊場巡拝など 現在でもお参りする人々が絶えません。 その御利益(ごりやく)というのがスーパーで 何でも来い、なのであります。 病気平癒。 家内安全。 家庭円満。 商売繁盛。 念…

待たされて食べるカツカレーの味

先週の日曜日のお昼は近くのマキノ高原サラサ温泉でカツカレーを注文したのだがキャンプなどの家族連れで大賑わいで、、、都合三十分も待つことになった。こういう待つ体験は久しぶりで実は何となく嬉しかった。子供が小さいうちは親は子供に連れられてどこ…

電柱が立っているからって?

敷地の入り口の道路際に電柱が立っている。電気は直ぐに引けるものと思っていた。ところがどっこい確かに高圧線と電話の線はあるが低圧の電灯線がない。電気工事店のベテラン社長に見てもらった。いわく、仮設電気の引き込みには地上5メートルの電柱が必要…

大慈観音堂の設計図が出来た

平面図兼配置図と立面図ができました。これをもとに壁量計算と言って床面積つまり平面的な大きさに見合う壁の長さがあるかどうか?また、見付け面積つまり立面的な広さに応じた壁の長さを検討します。平面というのは、建物全体の重さが地震によって縦や横に…

敷地の草刈り出来ました

昨日は朝から理事長さんと二人で現場の草刈りを行いました。 理事長の大活躍で、私のナイロン刃の草刈り機などは、ほとんどままごとでした。 一枚刃の草刈り機の威力とチェーンソーの底力に舌をまきました。 うへ~。。。 結果はごらんのとおり。 鬱蒼として…

大慈の根っこにあるのは大怒

小さな怒りは、そのほとんどが我儘だ。 そんなものには眼をくれている暇はない。 残された人生、限りある命を、時間を そんなくだらない怒りで失うことはない。 だが、忘れてならない「怒り」というものがある。 もうお忘れであろうか? 東北の大震災と津波…

わかっとらんなあ、国も世間もアホばっか。

えー、今日は朝から境内の草むしり。 雨上がりの草は、とっても引き抜きやすい。 こうして草引きをしとると 世間の馬鹿さ加減がよーわかります。 世間では坊さん今日も草むしりかいなと アホにしとるかもしれませんが、 アホはどっちジャイ と、このジジイ和…

旧盆に向けて水向塔婆300本清書中の本音

お盆(旧盆)が近づくと、お坊さんは大変です。 わたしのような暇なお坊さんでも仕事は一気に増えます。 日常の細々としたことはもちろんクリアーしたうえで お盆の準備に大わらわ(大笑い?)なのです。 笑っている場合ではありませんが うちの寺の場合は、…

マキノ町に観音堂を建てる決め手

滋賀県北部は琵琶湖の北端周辺であるが、ここは一つの聖地である。その昔、西国三十三ヶ所の一つ「竹生島」が浮かぶのみならず数々の国宝や重要文化財がある。周辺の文化財や名所はともかく地形的に四神相応の地である。北に日本海からの風を遮る山々、玄武…

このジャングルがどう変わっていくか?

右下に見えますのは愛馬軽トラでございます。右上はオニクルミの木かと思います。左奥は針葉樹林。あとは延々と草ぼうぼうのジャングルと化しております。ここは大慈観音堂の建設予定地でして、山裾に流れる沢水がこの暑さにも負けず、サラサラとただサラサ…

お金の御利益、大慈観音堂

ついにスタートしました。昨晩、観音堂建設委員会の初会合は最大限に盛り上がりました。次から次へと難問の続出とりわけ資金はどうすんのよ!これが建設委員会の中心課題でなくてなんでありましょうか?先立つものは、お金と決まっております。これをクリア…

琵琶湖の風は優しく爽やかであった

いつか琵琶湖大橋を渡った時こんな日が来るとは夢にも、、実は思っていた。湖畔に一艘のボートが何気に放置されている。はるかに竹生島を望むこの辺りは琵琶湖の北西にあるキャンプ場。若い頃はこの湖畔沿いでデートを楽しんだこともある。なっつかしーー。…

ついに青山見つけたり

ようやく骨を埋める場所が決まりました。今朝、友と共に(これって別に洒落ているわけではなく)現地を確認しました。人間至る所に青山ありとか申します。どこであろうと構わないのですが、結局人間どこで果てても悔いなしではありますが、やはり最後ぐらいは…

トラ、泥沼の八連敗から脱出、成功の鍵?

ルーキーの大山くん、やってくれました。 決勝のスリーランホームラン。 吾が事のようにうれしく、やっと、やっとでありました。 あのぅ、機嫌のいい日は、ですます口調になりますんで、このブログ。 いやあ~、勝利の美酒とはよく言ったものでして、 この軽…

坊さんが「商売」を勧める理由

どうもビジネスという言葉は好かん。 どこか胡散臭さを感じるからだ。 いや、実際に、胡散臭い「ビジネス」は多いと思う。 騙されるな。信じるな。確かめろ。 だいたい、初期投資が必要なビジネスは、 ほとんどウマクいかないと断言できる。 初期投資がほと…

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