軽トラ和尚の旅日記

軽トラの荷台に坐禅堂を積んで走る禅僧の修行

軽トラ和尚の旅日記

時代を超えてホンモノにだけ引き継がれるココロ

久しぶりに「てんびんの詩」を観た。

イエローハット創業者ローヤルの鍵山秀三郎さん監修の

確か三部作の映画であったように思う。

 

あらためて観ると

これは近江商人に学ぶ営業の基本といった

小難しい話ではなくて

どんな仕事にも生活にも生き方にも

つながる

大切な人としての道の基本であろう。

 

劇中の少年の

馬鹿さ加減は

誰にでも根付いている本音であり

正直な、あまりにも純粋な、

そして嘘のない、子供の邪気そのものだ。

 

子供は決して無邪気ではない。

ホンモノを知らないだけである。

ニセモノを本物と勘違いしているのである。

邪気と言ってしまっていいほど

邪なものだ。

 

だが、

そんな子供を見ながら

大人も同じだと思う。

本人が気づいていないだけ。

子供のまま、大人になってしまった、子どもたち。

 

何を隠そう。

私だって、まだまだ子供である。

その証拠に

この「てんびんの詩」を観て

何年かぶりに観て

まだ

泣けて泣けて仕方がないのである。

 

 

©2017 shodoh_yamada.All rights reserved.