軽トラ和尚の旅日記

軽トラの荷台に坐禅堂を積んで走る禅僧の修行

軽トラ和尚の旅日記

夏に汗をかくことは最高の健康法

半月以上もブログを書きませんでした。

毎年、8月は超がつくほど忙しい。

毎日が汗、汗、汗。

 

子供の頃に、父親から

夏に汗をかかないでいると

身体に溜まった毒素が抜けないから

早く病気になって長生きできない、

なんてことを聴きました。

 

この年になって

ようやくその意味がわかりました。

一年というのは短いようで長いものです。

また、長いようで短いものです。

身体に毒素が溜まるという表現は

至極、現実的であります。

 

田舎のお年寄りの多くは

90歳になっても元気です。

なぜか?

このクソアツイ中でも

平気で草刈りをし

平気で山や畑や田んぼに出かけます。

 

エアコンを一日中つけて

涼しい生活を送っているキリギリスさんたちは

そんなことやっていると

熱中症で倒れちまうよと心配するのですが

 

もともとマイペースですから

十分お茶を飲み

涼んで

また麦わら帽子に長袖、長ズボンを履いて

トコトコと働いています。

 

はたらくことが好きなんですね。

そうとしか思えません。

次はあれして、これして。

 

まったく悩みというものがない。

クダランことはどうでもいい。

そうした、日常をおくっています。

だから元気です。

いわゆる寝たきりにならない。

ピンコロが最高と思っているのです。

 

健康とは、

健やか、康らかに生きること。

そして健康に死んでいくことでしょう。

 

おかげさまで

この夏もいっぱい汗をかきました。

お盆が終わってすぐに

8月17日に大慈観音堂の起工式(地鎮祭)を行いました。

早速、基礎工事に取り掛かっています。

 

人生の秋を迎えて

ようやく念願の観音堂建立に向けて第一歩を踏み出しました。

 

夏に汗をかいたアリは

キリギリスさんたちとも仲良く話します。

おたがいの人生を尊重しつつ

何が良いとか悪いとか

それは実はどうでもいいことですが、

 

一年中の毒素を

夏の汗が

一気に流してくれるという真実は

お伝えだけしておきましょう。

 

老婆心ながら。

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