軽トラ和尚の旅日記

軽トラの荷台に坐禅堂を積んで走る禅僧の修行

軽トラ和尚の旅日記

電柱が立っているからって?

敷地の入り口の道路際に電柱が立っている。

電気は直ぐに引けるものと思っていた。


ところがどっこい

確かに高圧線と電話の線はあるが

低圧の電灯線がない。


電気工事店のベテラン社長に見てもらった。

いわく、仮設電気の引き込みには

地上5メートルの電柱が必要だ。

本設には申請してから三ヶ月はかかる、とのこと。


近くの電柱には低圧の三本線が来ている。

そこから別荘に電灯線が引き込まれている。


地上5メートルの仮設電柱を立てるには

地下埋設分を含めて6メートルの電柱がいるらしい。

引込み線が隣地の地上を通る場合は

その隣地地主の承諾が必要だとか。


結局、メインツリーの

クルミの木の枝を切って

それに5メートルの電柱を結びつけて

そこから仮設電気の分電盤を付けるという段取りになった。


どうも話がややこしい。

造成当時から四十年近くも経った別荘地。

こんな問題は折り込み済みであったが

いざとなると

お金と手間がかかるばかりだ。


そもそも論だが

誰も家など建てようと考えない場所に

だからこそ値打ちがあるのだが、

やり甲斐も、生きがいも

そこには生じるのだが、


いざとなると

大変である。


いざ、やり出してみると

面倒である。


ただ、楽しみが

夢が

友が

私を支えてくれている。


有り難い。


まさに、有り難し。

まさに、憂いなし。


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