軽トラ和尚の旅日記

軽トラの荷台に坐禅堂を積んで走る禅僧の修行

軽トラ和尚の旅日記

ツーバイフォー用の金具を買うのだが問題は?

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 上の写真のような単純でしかも確実なツー・バイ・フォー(2×4)用の金具が比較的安く手に入る。コメリというホームセンターのサイト(コメリドットコム)で買えるのだが、やはり現物を見て買いたいものだ。ところが小さな店には揃っていないところが多い。この金具以外にも色々あって、必要にして十分の金具を用意しておきたい。

 普通の建物と違ってモバイルハウスには常時振動と衝撃がある。このため、応力集中箇所すなわち弱い部分にこの影響が出る。かんたんにいうと壊れる、緩むということだ。それでビスだけで止めると、ビスが簡単に剪断されてしまうのだ。これを補うのが金具なのである。むろん金具をビスで木材に止めるのだから、そのビスはどうもないのか?という友からのツッコミが来そうだが、じつは何の心配もない。一本だけのビスはまことに弱いのだが、複数となるととたんに強くなる。ドアの丁番しかりネジ止めフックしかりである。金具は論より証拠、取り付けてみるとその強さが手に取るようにわかる。これは誰もが実感していることであるから言うまでもないが、ここで学んだのは「2×4用の金具」がちゃんと市販されているという現実である。

 時代は進んだもので、今やありとあらゆるサイトがある。とりわけ「車中泊」専用サイトがあるのにはビックリした。「オンリースタイル」という車中泊専門店には恐れ入った。見ているだけで早く旅に出たくなるのだ。旅とグルメと猫と犬。車中泊であればホテル代が浮くので、B級やC級グルメだけでなく、賞味期限切れすれすれ格安食品ならずとも、本物のグルメもたまには味わえるというものだ。

 話を元に戻すと、次の段階はいよいよフレームの組み立てである。このフレームがしっかりしたものでないとコンパネ(構造用合板)を張る段階でひしゃげて工事中の事故につながる。なにしろ軽トラの荷台に載せて組み立てるので、足場はせいぜい脚立程度なのだが、足をかけるところがないので比較的に危険である。コンパネを張ってしまったら何の問題もないのだが、張るまでがこのフレーム(枠組)に大きく依存するのだ。もちろん前述の通り振動・衝撃を考慮すると、このフレームの仕口にかかる応力は凄まじいものがある。

 枠組みの最上部、いわゆる合掌の拝み部分が完全に直角であることも重要である。これについての対策は比較的に簡単だ。コンパネを正方形に切って45°に傾けて、これに合せて運転席側の妻部分の壁(バックから見て一番奥)を張る。これはコンパネをフレームに張ってから、つなぎ目に2×4材を取り付ければよい。これはその時点で写真で説明する。文章では何のことやらサッパリわからないだろうから。

 問題は実は金具ではない。今さら言う話ではないが、ここだけの話なのだが、理論上は完璧なのだが、未だ自分で現実に作っていないので、この構造で果たして頑丈なのかという一抹の不安である。まさかこれに筋交いや梁を入れるわけにはいかない。自分でもおかしくてしょうがない笑い話のようだが、何度もいうが、理論は完璧だが実際はドウナノか?不安でしょうがない。(笑笑)セルフビルドの生みの苦しみでもある。(クックック)

 

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