軽トラ和尚の旅日記

軽トラの荷台に坐禅堂を積んで走る禅僧の修行

軽トラ和尚の旅日記

琵琶湖の東岸さざなみ街道をゆく

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いつも通るこの「さざなみ街道」であるが、今日はやたらと風が強い。さすがの軽トラも風に煽られて風圧を感じている。

風当たりを少なくするには片意地張らないことだとは承知しているのだが、どうも持ち前のへそ曲がりの性分と負けん気の強さ、そのくせ臆病でイジケやすさに、自分でもほとほと手を焼いている。

ブログのコメントになぜこうも過剰に反応してしまうのだろう。やはり自信のなさだろうか?決めつけが多すぎるのだろうか?我が妄想のたくましすぎることよ。

師匠が気にすることはないよ、と優しい言葉をかけてくれた。友はやさしく、そうじゃないから、とまで気にしてくれた。一番気にしているのは自分。考えすぎる自分。「何も考えないこと」を標榜しながら、何もかも考えている自分がここにいる。

軽トラが風に打たれてユラユラしている。愛馬リュウも心配そうな顔で見ている。こいつには、常に重たい「軽トラハウス」や「軽トラホーム」なる荷物を背負わせたくない。

ただでさえゴミや材料を黙々と運んでくれているのに、半ば固定化した重量制限ギリギリの移動式ミニハウスにしてしまうのは、あまりにもかわいそうだ。

やはり軽トラ寺院などは考えない。軽トラ放浪の旅などまっぴらゴメン。今の生活スタイルで十分すぎるではないか。妄想は妄想として、もうよそう。


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