琵琶湖大橋を渡る、動くお寺「軽トラ観音堂」

　琵琶湖大橋、日曜日の夕方はノロノロでした。軽トラは通行料１００円。風は爽やかで、空は水色、湖は空色。久々に通りましたが、相変わらず「琵琶湖周航の歌」が鳴っておりました。なんとなく懐かしいというか、「お前も年いったね」とでも声を掛けたくなりました。

　この橋を渡っていたときに、ふと「動くお寺」というコンセプトというか発想と言うかイメージというか、妄想と言うかアイデアというか、わけが分からん思いが沸き起こってまいりました。直後の発想が、軽トラの荷台に「観音堂」を建てるというか、載せるというか、この観音堂を全国津々浦々まで、運んでいくというものです。

　お寺に「白磁観音坐像」がありまして、実はこれは私物なのです。去年の秋に近所の大工さんに頼んで厨子を作っていただいたのですが、これが私の部屋に置かれたままです。近日中にこのブログにアップしたいと思っていますが、それはそれは美しいお姿です。この観音様をお祀りする場所を寺の境内のあちこちや寺院内部で検討したのですが、どこも一杯でありました。しかたなく私の個室に安置させていただいたのですが、このままではあまりにも勿体無い。

　いつしか、この観音様と一緒に旅をしたいと思うようになりました。いろんな所へ行って、さまざまな人々とお話したい。旅の醍醐味であります。ということで、琵琶湖大橋とは何の関係もありませんが、この橋を渡っていた時のほんの思いつきのひとこま。軽トラハウスの利用にも色々とありまして、このところのマイブームが「軽トラ観音堂」「動くお寺」という次第。お粗末でした。